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大雨災害に関連する感染症予防についての情報提供
- 2022.8.5
令和4年8月4日付で「大雨による災害にかかる感染予防対策について」厚生労働省より事務連絡が発出されました。
災害関連の感染予防資料をお送り致します。
現地の皆様のお役に立てばと願います。
こちらに災害に関連する感染予防のための情報を掲載いたします。
1.学会での情報提供
「一般家屋における洪水・浸水など水害時の衛生対策と消毒方法(暫定版ガイダンス)
http://www.kankyokansen.org/modules/publication/index.php?content_id=19
「大規模自然災害の被災地における感染制御マネージメントの手引き」
http://www.kankyokansen.org/other/hisaiti_kansenseigyo.pdf
日本感染症学会
「災害と感染症対策関連情報」
http://www.kansensho.or.jp/modules/topics/index.php?content_id=17
2. 「ジャパンワンヘルスネットワーク財団:災害時 感染症ホットライン 各種情報」
こちらのURLから入っていただくと、右手に「災害時感染対策資料集」というバナーがあります。「一般の方用」と「医療従事者用」に分かれています。いずれもID等は一切不要で、ご利用いただけます。
こちらのURLから入っていただくと、「一般の方用」と「医療従事者用」に分かれています。いずれもID等は一切不要で、ご利用いただけます。
「一般の方用」
★がれき撤去における感染予防のポイント, -傷の化膿や破傷風について-
★避難所におけるトイレ清掃のポイント
★避難所向けの感染予防のための8ヶ条
「医療従事者用」
★避難所生活における感染管理上のリスクアセスメント
★避難所における感染管理上のポイント (医療従事者用)
★東北関東大震災における重症肺炎(レジオネラ・肺炎球菌)の検査診断と治療
★避難所における感染対策マニュアル
★避難所におけるトイレ清掃のポイント
★災害時のベスプラ事例集
★感染予防ハンドブック
http://www.tohoku-icnet.ac/Control/activity/images/guide/kyg_0228.pdf
これら、東北大学発信の資料は、東日本大震災時に賀来教室スタッフが、地域の感染管理を担当する看護師や保健所の皆さまと一緒に、被災地の感染対策、特に避難所での生活の中での感染対策における注意点をまとめた資料で、現在も当教室のホームページで公開しております。経験の中で作り上げられた資料ですので、水害の対応におきましても、現場でお使いいただけるものと考えます。
熊本地震や一昨年、昨年の水害の際にも、被災地で活用されていました。
災害発生後の生活環境、災害対応は、感染症にかかる機会がおおくなり、また、ひとたび発生すれば、人を越えて拡がっていくことを容易にする危険性を併せ持っています。
感染予防は、平時であっても、一つの方法で対応しきれるものではなく、いくつかを組み合わせることで、「リスクを下げていく」という考え方をします。避難所によって使用可能な物資や環境が異なる状況があると思われますが、複数の実現可能な対策を提案していますので、組み合わせて実施していただくことで、少しでも感染のリスクを下げていく事ができると考えています。
なかでも、「感染予防の8か条」は、日々の生活を取り戻すそのプロセスの中で、限られた環境であっても、健康に過ごすためにできることをやっていこう、という、まさに現場での実践を考えた内容となっており、そのため、一般の皆様にご理解いただきやすい、言葉、表現になっています。
★避難所におけるトイレ清掃のポイント
★避難所向けの感染予防のための8ヶ条
このふたつは、援護に入る各地の保健師さんの手持ち資料にもなっており、避難所の出入り口、やトイレの扉に貼って、活用されています。
必要な情報、確認事項などがありましたら、財団までお問い合わせいただければ、できるかぎりの情報提供を致します。
どうぞよろしくお願い致します。